[Intro] 午前二時 ホームの端で 白線だけが やけに正しく光ってる 終電を逃した街の呼吸を 僕はポケットの中で 黙って握り潰した [Verse 1] ガラス越しに泳ぐ 名前のない広告 誰かの理想が 秒単位で切り替わる 昨日まで信じてた僕の輪郭も 解像度を上げるほど ノイズに近づいていく 君が笑った理由を アルゴリズムみたいに並べてみても 一番大事なところだけ いつも読み込みに失敗する [Pre-Chorus] 遠くで信号が青に変わる 渡る人なんて もういないのに 世界は律儀に 次へ進んで 僕だけが 取り残されたふりをしてる [Chorus] 透明な夜に 傷をつけて ここにいたことだけ 残せたなら 君の記憶の隅でちらつく 壊れかけのネオンでもいい 愛とか未来とか そんな大きな名前はいらない ただ一瞬 同じノイズを聴いた それだけで 僕らは充分だったんだ [Verse 2] 自販機の明かりに集まる羽虫を 少しだけ僕らに似てると思った 熱に惹かれて 近づきすぎて 綺麗なものから先に 焦げていく 不完全な会話のログ 消せずに残した 午前三時 君の「またね」は優しすぎて たぶん どこにも続いていなかった [Pre-Chorus] ビルの隙間に浮かぶ月を 誰かが今日も撮っている 同じものを見ているはずなのに 僕らは一度も 同じ場所にいない [Chorus] 透明な夜に 傷をつけて ここにいたことだけ 残せたなら 君の記憶の隅でちらつく 壊れかけのネオンでもいい 愛とか運命とか 綺麗に結ばなくていいから ただ一瞬 同じノイズを聴いた それだけを 本物にしていたい [Bridge] もしも僕らが星だったなら 距離なんて意味を持たなかったかな 何光年も前の光を 今さら綺麗だと呼ぶみたいに 終わった後でしか 名前をつけられないものばかりだ [Final Chorus] 透明な夜に 傷をつけて 消えないふりだけ 上手くなった 君の知らない場所で今も 僕は同じ歌を 少しずつ壊してる 愛とか未来とか そんな大きな名前はいらない 君と一瞬 同じノイズを聴いた それだけで それだけが 僕には 少し眩しすぎた