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41四「レイニーグレー」

なんで なんでブルー? 君は空を見て そう言った ちゃうよ 雨は グレーだって レイニーグレー レイニーグレー 助手席で君が 懐かしい歌をかけた 雨の夜にはこれだよって 空みたいに笑った 僕はうなずき 黙っていたけど ワイパーの向こう 雲しかない 何回見ても青じゃない 空の彼女と 空ばかり見てた 君には青く 見えるのか 僕には濡れた 道路の黒と どんより沈む 灰色だ 空の君には 雨さえブルー 大地の僕には 灰色の午後 好きだと言えば 済む話なのに 色の違いが 気になって 納得いかない ブルーな日 いや グレーだろ レイニーグレー 君はなんだか 雨が好き レイニーグレー 何回見ても 青じゃない グレー? ブルー? 絶対グレー レイニーグレー レイニーグレー 僕の雨は グレーだって これは記憶じゃない 僕が勝手に作った雨 ありもしないコンビニで 君は傘を選んだ 透明っていいよね 空が見えるからって 君は笑って 僕は骨の数を見た こっちの方が たぶん丈夫だ そう言ったら君が また吹き出した 君は上を見て 「きれい」と言った 僕は下を見て 「滑る」と言うの その差で君が 少し笑う たぶんそこだよ 僕の悪い癖 本当じゃないけど たぶん君なら そんなふうに 笑うから 作り話でも 雨は降る 好きだけは 本物だった 空の君には 世界がブルー 大地の僕には 足元がすべて でもね 君が好きなんだ それだけはまだ 分類できない レイニーグレー 君はなんだか 雨が好き レイニーグレー 何回見ても 青じゃない グレー? ブルー? 絶対グレー レイニーグレー レイニーグレー 僕の雨は グレーだって これは記憶じゃない 僕が勝手に作った雨 ありもしない遊園地で 観覧車だけ回ってた 君は窓の向こう 「空の中みたい」と言った 僕は足元の街を見て 高さばかり数えてた 上まで来た時 君はブルーと言った 僕には駐車場の 濡れたグレーが見えた 「君ってほんと 地面ばっか見てるね」 そう笑った横顔が 窓に映って揺れた ブルーでもいい 君が言うなら たぶん空では そうなんだろう だけど僕には やっぱりグレー 君の青が 地面に落ちた色 レイニーグレー 君はやっぱり 雨が好き レイニーグレー 何回見ても 青じゃない グレー? ブルー? たぶんグレー レイニーグレー でも君が笑うと 少しだけブルー レイニーグレー 僕の雨に 君が映った レイニーブルー なんで なんでブルー? 今なら少し わかるかも 僕の雨は レイニーグレー 君が映った レイニーブルー レイニーグレー レイニーグレー 真面目すぎた 僕の恋