
[Verse 1] 置き去りの隙間に伸びた緑と 細く倒れるかすかな黄色 そっと息をひそめるように 寄る冷たさを待っている 数日前の雨のあと 乾き切らない土の匂い 夕陽が残したわずかな温度も 藍色の空が攫って行った [Pre-Chorus] 揺れる草が私を撫でたら 自我を空気に溶かすように 空を仰いで目を閉じよう [Chorus] 消えた熱に混ざる私の温度 踏まれても絶えず聞こえる 澄んだ羽音と深い呼吸 この枯れそうな雑草の 柔らかさに包まれて 美しく鳴く虫たちに 耳を預けながら喰まれて消えたい [Verse 2] 夜空を割っていく飛行機雲 手を伸ばしても高過ぎて 音もなくまた藍に戻るのを 耳元のざわめきと見つめた 乾いた茎が下ろす手を受け止め 小さな虫が指先をかすめる 誰にも見つけられない場所で 弱いふりをした土の世界に堕ちる [Pre-Chorus] 揺れる草が私を撫でたら その世界と溶け合うように この身全てを委ねよう [Chorus] 冷えた土ににじむ私の温度 這われてもまだ聞こえる 澄んだ羽音に重なる鼓動 置き去りの隙間にめぐる いとなみに沈みながら 美しく鳴く虫たちの 響きの中で喰まれて朽ちたい [Bridge] 冷え切った細い葉先 宿りはじめる夜露たちが 私の身体へ伝い落ちる この場所でまだ息をしている まだ息をしている [Final Chorus] 土の中に落ちる私の温度 いつまでも絶えず聞こえる 澄んだ羽音と深い呼吸 この枯れそうな雑草の 柔らかさに包まれて 美しく鳴く虫たちに 耳を預けながら喰まれて消えたい

