記憶の海 溺れて ボクら沈みゆく 凪いだ水底セイレーンの歌声 やわらかに 海月の骨を 穿たれし 君は知らない虚数の意義を ゆるやかに 流れゆく水底に いつしか積もる 記憶の小石 思い出が剥製になる夏至の朝 あのときもっと耳を澄ませば 赦すとか 許さないとか どうでもいい 今日咲いた あの花は いつ散るの まどろみの島にて眠る花を摘み 虚ろな 短夜 サティー聴く 思い出が タイムラプスのアルバムに 消えては浮かぶ 偽りの記憶 紫陽花の無限の前に 腕をふり 辿りつけない 記憶の余韻

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