Song Cover Image

今日クロは筋肉になりました― 超克篇 ―#39キャラ博後夜祭

V5.5

総員、傾聴せよ! 本作は、**QrunLover 様主催「39キャラ博後夜祭」**に提出する一曲である! プレイリストはこちら! https://suno.com/playlist/f7db91eb-dce4-41fe-b283-0b914af409ab さぁ総員、戦闘態勢に移行せよ! 堕落せよ! 鍛えよ! そして次元の壁を突破せよ! 堕落と筋肉、二つの極限を融合した超次元級の熱量を、その身で受け止めるのだ!! 諸君の健闘を祈る! ⚔ ━━━━『 歌詞、確認ッ!! 』━━━━ ⚔ 弾幕の雨 突き抜けろ 砲煙の先 躍動する人 弾薬尽きても 拳が唸る 装甲車すら 投げ飛ばせ 科学を超えた 神域の肉体 一撃必殺 砕く鉄の壁 悲哀の涙は 蒸発させた その名は兵器 K-00! 絶望の淵 押し寄せる敵影 だが恐怖など 筋肉が拒絶する! 今日クロは筋肉になりました! 弾丸も跳ね返す 鎧を纏い 今日クロは筋肉になりました! 絶望の闇を 薙ぎ払い 不滅の神話 打ち立てるのだ! 一人立つ戦場 仲間は倒れ 死線の中で 叫びが響く 「力をくれ」と 願う声 ならば分け与えん 鋼の意志を! 「言葉はいらない……必要なのは、折れぬ肉体と…… 圧倒的なパワーのみ……!」 細胞が沸騰する! 全人類の限界を突破せよ! 今日人類は筋肉になりました! 弾丸も跳ね返す 鎧を纏い 今日人類は筋肉になりました! 燃える血潮を 滾らせて 玉砕を越えた 永遠を刻むのだ! 今日世界は筋肉になりました! 絶望の鎖を 打ち砕き 今日世界は筋肉になりました! 咆哮よ響け 宇宙の果てまで 我らの覇道を 永遠に語り継げ! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【帝国軍最高機密文書・続記】 文書番号:K-00/PROJECT-MUSCLE 機密等級:黒曜石級 件名:被験体K-00 実戦投入記録 【第1戦闘記録】 帝歴742年 8月██日 05:40 帝国軍第██師団、敵国境より撤退。 敵軍は装甲車両██台、歩兵███名。 帝国側戦力――壊滅。 弾薬残量、ゼロ。 通信記録には、絶望した兵士たちの声だけが残されている。 「もう駄目だ……」 「援軍は来ない……」 「誰か……力を……」 その時。 戦場中央に、一人の少女が立った。 被験体K-00。 通称――黒(クロ)。 彼女は銃を持っていなかった。 剣も持っていなかった。 ただ、両手を握り締めた。 【05:43】 敵軍、砲撃開始。 砲弾██発、K-00へ直撃。 爆煙により視界消失。 帝国兵は全員、死亡を予測。 しかし―― 煙の中から歩いてくる影を確認。 損傷、なし。 K-00は自らの肩についた煤を払い、 敵軍へ向かって歩き始めた。 【05:44】 敵兵による一斉射撃。 銃弾、計███発。 K-00、前進を継続。 銃弾は彼女の肉体に命中した。 しかし―― 弾丸が肉体を貫通しなかった。 弾頭は筋肉によって停止。 一部は変形。 一部は跳弾。 研究主任による後日の分析では、 「筋繊維そのものが防弾装甲と同等の衝撃吸収能力を獲得している」 との結論が出された。 【05:45】 敵装甲車両、接近。 重量██トン。 通常兵器による迎撃は不可能。 K-00、装甲車両を確認。 数秒間、沈黙。 そして―― 拳を構えた。 記録映像には、この時の彼女の発言が残っている。 「……邪魔。」 次の瞬間。 轟音。 装甲車両は正面から吹き飛ばされた。 推定飛距離――██メートル。 人的被害――ゼロ。 【戦闘記録・補足】 この時点でK-00の身体能力は、当初の想定値を大幅に超えていた。 だが、異常はそれだけではなかった。 彼女の周囲にいた帝国兵たちに、奇妙な変化が発生。 疲労状態にあった兵士たちが立ち上がり始めた。 恐怖に震えていた兵士が銃を握り直した。 そして一人の兵士が叫んだ。 「まだ戦える!」 それに呼応するように、別の兵士が叫ぶ。 「俺たちもだ!」 K-00は振り返らない。 ただ敵陣を見つめていた。 その背中を見た兵士たちは、後にこう証言している。 「あの時、俺たちは彼女の背中に勝利を見た。」 【第2戦闘記録】 敵軍は戦術を変更。 遠距離砲撃、航空爆撃、化学兵器―― あらゆる兵器を投入。 しかし、 K-00は止まらなかった。 爆炎を抜け。 瓦礫を踏み越え。 倒れた兵士を抱え上げ、 敵陣へ進む。 彼女の肉体は、戦闘のたびに強くなっていた。 筋繊維が増殖する。 骨格が強化される。 神経伝達速度が上昇する。 そして―― 肉体そのものが戦場に適応していく。 【研究主任記録】 「これは筋力強化ではない。」 「進化だ。」 「いや……それすら違う。」 「彼女は今、戦争そのものを――」 記録はここで途切れている。 【第3戦闘記録】 帝国軍は、ついに最後の弾薬を使い果たした。 敵軍はなお健在。 帝国軍兵士の生存者――██名。 勝算――0%。 その時、K-00が言った。 「弾がないなら……拳がある。」 彼女は前へ出た。 一歩。 また一歩。 そして―― 走った。 大地が震えた。 敵兵が振り返る。 その表情から恐怖が消えた。 代わりに浮かんだのは―― 理解不能という感情。 一人の少女が。 人間の姿をした何かが。 戦場を駆け抜けてくる。 【05:59】 敵防衛線、突破。 【06:01】 第二防衛線、突破。 【06:04】 第三防衛線、消滅。 【緊急研究報告】 K-00の身体能力が、戦闘開始時よりさらに上昇。 推定筋力――測定不能。 推定耐久力――測定不能。 生命維持能力――測定不能。 帝国軍研究部は、この時点でK-00を兵器として分類することを断念。 新たな分類を設定した。 【分類:超人】 しかし、その日の午後。 さらなる異常が確認された。 K-00を目撃した帝国兵たちの身体能力に、微弱ながら上昇傾向が見られた。 筋力。 持久力。 精神耐性。 恐怖への抵抗。 まるで―― 彼女の「力」が周囲へ伝播しているかのように。 研究主任は震える手で、最後の記録を残した。 「K-00は一人の兵器ではない。」 「彼女が戦場に立つことで、兵士が強くなる。」 「兵士が強くなれば、軍が強くなる。」 「軍が強くなれば――」 そこで主任は筆を止めた。 数秒後。 記録の最後に、たった一行だけが追加された。 「もし、この力が全人類へ広がったなら――」 「人類そのものが、兵器になる。」