言の葉を紡いで 微睡む朝霧の中 旅人が 迷い込む 御伽の深い森へ 差し伸べた指先 そっと触れる予感 零れた光の雫 心に落ちてゆく 面影が揺らめいて 微笑む幻のように 想いの果てる場所 まだ遥か遠くて 求め探して彷徨って やがて歌となって 幾千 幾万 幾億の 旋律に変わる いつか失われ奪われて 消える運命でも この物語だけは 決して色褪せない 指先を絡めて 触れた誰かの夢 刻まれた温もり 木霊となって響く 秋の葉が舞う道 君の背中が見えて 風に溶けて消えても 胸に残る温度 遠ざかる足音が 森の奥へ溶けて 残された道標は 静かに揺れている 求め探して彷徨って やがて道となって 幾千 幾万 幾億の 英雄が往くように いつか失われ 奪われて 消える運命でも 君との記憶だけは ここに在り続ける 言の葉を紡いで 微睡む泡沫のなか 旅人の名前を 永久の御伽話に 求め探して彷徨って やがて光となって 幾千 幾万 幾億の 夜を越えてゆく いつか失われても この想いは永遠 私はまだここで 君を待ち続けよう…


