描いた甘く淡い貴方との未来は 叶わぬまま静かに終わっていった 最初で最期の愛の詩が 貴方に届くのなら それだけで良かった 静かすぎる朝に映る過去 泣いていた 月の見えない夜 悲しみだけが残り 今も私を沈めていく 目覚めの悪い日々 黄昏に染まる空 憔悴した心は あの日のまま 悲しい夜は私に歌いかけ 月の色は涙で滲んでいった もう貴方は来ることは無いから 「麝香」に戻りたくて探してた 見えてきた 囁いて 伝えて 何も見えず 断ち切れず 「麝香」を感じたくても届かない 揺れていた 最後の涙は弱々しく 儚く消えそうで… 幸せに飢えた日々は 淡く光る恋ばかりを探していた 朽ちて枯れた躰を 貴方だけに支えて欲しかった 同じ色を求め彷徨った日々はもう遠く 淡い部屋は今や幻覚と幻聴に満ちて 私は涙声で叫んでいた 貴方はもう此処にはいないのに 明るすぎた日々は終わり 底無しの絶望だけが来る 「麝香」に戻りたくて探してた 見えてきた 囁いて 伝えて 何も見えず 断ち切れず 「麝香」を感じたくても届かない 揺れていた 最後の涙は弱々しく 儚く消えそうで… 戻れないのなら いっそ迷わずに 貴方が離れられないと思うほどの 私になれば良かったのに 「麝香」に全て狂わされた いっそ殺して欲しいほどに 生きていることはもう苦痛でしかない 消せない香りに縛られたまま 明けない夜をただ待ち続けた 私の終わりに 春の光が静かに落ちる せめて最後に 貴方の吐息を感じたかった… せめて最後に 貴方の香りを感じたかった…