
[Intro] (限りなく透明なシンセの持続音。銀鈴の音が一度だけ響く) [Verse 1] 伊吹の風が 運んだ塵(ちり)を 根の国(くに)底(そこ)の 闇が抱(いだ)く 何処(どこ)へゆくのか 問う声も 深い静寂に 吸い込まれ [Chorus] さすらひ失(うしな)ふ 速佐須良比売(はやさすらひめ) 跡形もなく 影さえ消して 悲しみさえも 元の「空(くう)」へ 完全なる 終焉(おわり)の慈しみ [Bridge] (ささやくような声で) 「持ちさすらひ失ひてむ…」 (音が幾層にも重なり、一瞬の閃光のあと、急激に静まる) [Outro] 何も無い ただ真っ白な 光の海へ 浄(きよ)め終わりぬ (完全な無音へ)

