『平行線』  1.失声交差 「君にはどうせ何もわからないよ」 スマホのカレンダーに残るアイコン もう二度と祝う事はないけれど なんとなく消せずに今年もまた あの日の後悔を教えてくれる 茜射す空に君の嗚咽だけが響く 掛ける言葉、なぜか全部刃物で… 君を刺す言葉、僕は望んでいないのに 今でも繰り返す悪夢の中… 抉る、君の視線が僕を殺した 「君にはどうせ何もわからないよ」 違う、そんなことはわかってるよ! 伸ばした手が別れだけを掴んだ… スマホのアドレスに残る数値 もう二度とかける事もないけれど 誤操作装って話せるなら あの日の間違いを教えてくれる? 君の声色がいつからか暗くなって 想う気持ち、なぜか全部すり抜け… 空を切る言葉、いくら叫んで枯らしても 「さよなら」 それすらも届かなくて… 落ちる君の涙、僕を壊した 「君はさどうせ何も変われないよ」 なんて、そんなことはわかってるよ 悔やんだって遅いよねそうだよね… 甘い君の声が、僕を焦がした 「君だけだから二度と離さないで」 なのにそんなことも守れなくて 伸ばした手が遠い空を掠めた