
あの日、生まれた一粒の熱は 静かな宇宙を旅して 凍った世界に そっと春を連れてきた 白い息が空へ溶けて 氷の涙は川になった 眠り続けた大地の鼓動 小さな芽吹きが目を覚ます 鳥の羽音 風の匂い 朝日に染まる水たまり 世界は少しずつ色を知り 昨日より今日を選び始める 手を伸ばせば伝わるもの 言葉よりも早く届くもの それは誰もが持っている 見えない命の温度 君の体温 僕の鼓動 重なり合って歌になる 冷たい夜を越えた先で 笑顔は春を連れてくる 一人じゃ灯せない光も 二つの手なら守れるから 命は熱を分け合って 未来へ続く道になる 雨は涙を洗い流し 虹は空へ橋を架ける 花は季節を忘れないまま 今日も静かに咲き誇る 転んだ傷も 流した涙も 生きているから刻まれる 優しさは熱を失わず 誰かの明日を照らしてゆく 星は遠くても 心は近づける 温度は数字じゃなく 「想うこと」で生まれる 冷たさを知った命ほど 誰かを温められる 君の体温 僕の鼓動 世界は少しずつ変わってく あの日生まれた一粒の熱は 今では命を育てている 握り返したその手の中 未来は確かに息をする 温もりは巡り続け 明日へ 明日へ 受け継がれる 命は燃えることじゃない 誰かを温め続けること その熱は 永遠に消えない

