ガラス越しに見える顔は 貼り付けたかのように 歪んだ笑みを浮かべている まるで仮面のようだった 描きかけのキャンバスの中 一人だけモノクロで 自分を俯瞰する自分と 熱を失っていく思考 遠ざかっていく 心が乖離していくのが分かる 消失していく言の葉達を 眺める事しか出来ないでいた 見慣れたはずの部屋に 見えない闇が貼り付いている パレットを持つ手は冷たく 今日も仮面が嘲笑っている 意味も無く塗り潰す 記憶が混ざり合って消える 思考は冷たいままで この手はただ空を掴む 遠ざかっていく 心が乖離していくのが分かる 消失していく言の葉達を 眺める事しか出来ないでいた この手はただ空を掴む


