
空の青さに目を細めた あの日の僕はまだ弱くて 追いかけるものも見えないまま 流れる雲を眺めていた 祭囃子が遠く聞こえる 川面に揺れる灯りの群れ 笑い合う声の向こう側で 胸の奥だけが疼いてた あれは遠い遠い夏の日 失くしたものばかり数えてた だけど今ならわかるんだ 傷も涙も道しるべ 雲になって空を泳げ 風を受けてどこまでも 迷いながら進むことが 生きることだと知ったから 青空を越え 雲の彼方へ 僕らの物語は続いてゆく 憂鬱な朝もあっただろう 逃げ出した夜もあっただろう 寄り道ばかり繰り返して 遠回りだと嘆いたけど その一歩が今日を作った その痛みが羽になった あれは遠い遠い夏の日 立ち止まることしかできなくて だけど今は違うんだ 未来へ向かう足音がする 花火 花火 夜空を裂いて咲いて散る その一瞬の輝きが 永遠よりも眩しかった 泡のように消える命も 願う心は消えはしない 叫べ 唸れ 昨日の自分を打ち破れ 突き抜けろ 運命さえも追い越して 雲になって空を泳げ まだ見ぬ景色を探して 雨になって地に降りても また空へ還ればいい 青空を越え 雲の彼方へ 遠い遠い夏の日から 続いてきたこの物語 終わらない 僕らの夏へ

