
蛇は生まれたときから蛇で 手足のことなど気にしなかった 身体を揺らしながら進んで 何も気後れなどしなかった 「何て無様な」誰かがつぶやき 訝しむように彼を見つめた 蛇はその目と言葉に驚き 戸惑いながら姿を隠した 壁の隙間を進むためには 手や足なんてなくてよかった 細道を抜け、行き着いた庭 あふれるほどの花に出会った 花は話さず動きもせずに ただ咲いていた 空に微笑みかけるように

蛇は生まれたときから蛇で 手足のことなど気にしなかった 身体を揺らしながら進んで 何も気後れなどしなかった 「何て無様な」誰かがつぶやき 訝しむように彼を見つめた 蛇はその目と言葉に驚き 戸惑いながら姿を隠した 壁の隙間を進むためには 手や足なんてなくてよかった 細道を抜け、行き着いた庭 あふれるほどの花に出会った 花は話さず動きもせずに ただ咲いていた 空に微笑みかけるように
