
くら くら くら 眩暈するたび滲む視界 心は裏腹にあの花弁と舞い上がって 崩れていく体は泥に沈んでゆく 嗚呼 愛してくれた貴方が 涙にまみれて何か叫んでる その声がもう僕には聞こえない 泣かないで 笑って? ねぇ 僕はもう大丈夫だから 痛みも苦しみも 今は感じないから 今は貴方の笑顔が見たいだけなんだ ふら ふら ふら 揺れる人影歩んでいく 心をなくしたみたいに一人頼りなく その姿を眺めて何故か哀しくなる 嗚呼 漂う月を一人で 見上げる僕は水面には映らない 愛しい貴方の顔すら想い出せない 泣かないで 笑って もう大丈夫 そう思ったはずなのに 喜びも幸せも 貴方と過ごした日々 それすら今やっと気づいた僕は愚かだった この穏やかな春の夜に 貴方が叫んでいた言葉は愛情 それとも 憎しみかすら判らない 互いに信じ続けれたのなら あの日々はまだこの指を すり抜けることはなかったのでしょうか 嗚呼

