[intro] [intro] ねえ おかあさん どうしてボクのカラダ ちゃんと産んで くれなかったんですか 学校でも オバケが来た 怖い 逃げろって みんなが逃げてくよ 生まれながらに しゅうあくな見た目 左手が無く 左足は曲がったまま ひだりめは ずっと斜めを向いている ボクのひだりがわ 死んでます 生まれた時に かんごしたちが 思わず悲鳴をあげた みにくい子供 お母さんが よんじゅうごさいで はじめて産んだこどもが ボクなんです にんしんしたとき 周りの人はやめなさいと あれだけ忠告したのに おかあさん エゴですか プライドですか ぼせいですか あなたバカですか 産んで終わりの あなたと違い このカラダで 生きることを キョウヨウされる ボクの気持ち 本当にわかってますか なぜ どうして なにも答えてくれないんだっ ハチジュウになる母は ここ数年 にんちしょうをわずらい まいあさ 私の顔を見ると どなたですかと聞いてきた そのたびに あなたのむすこですよ と 答えるのだけれど こんなきみの悪いこども 産んだ覚えはないって わたしは正直 そのたびに母親の首を しめてやろうかと 何度も何度も思いましたが 右手だけでは それも出来なかったので 右目から流れ落ちる涙を 右手でぬぐうだけになりました 今日の朝 しちじごじゅうよんふん 母はこの世を去りました 最後まで 私が誰なのかわからないまま ねえお母さん ボクのお父さんは 誰なんですか 朝から降り止まない雨 何もかも洗い流して 無かった事にしようとする 最後まで本当に 自分勝手な人だ [outro] [end]