傘は捨てた 破れてひしゃげて まるで俺の心みたい 使い物にならない 濡れたアスファルトは 黒々として 足を掴む ザラザラした質感 拭い去ろうとして赤 雨で洗おうとして赤 真っ赤な嘘だった 馬鹿みたい 馬鹿みたいだ 雨に打たれて 頭をやられたみたいだ ザーザーと耳鳴りがする 車のライトに照らされた 雨がまるで針みたい 針千本も飲めないね 濡れたアスファルトは テラテラとして 足を掴む ズルズルした質感 拭い去ろうとして黒 雨で洗い流せない黒 真っ黒な事実だけ 馬鹿みたい 馬鹿みたいだ 雨に打たれても まだ立ってはいるみたい ザーザーと視界が霞む 夜の街灯に照らされた 雨は叩きつけてくる 指切り、万の拳を 守れなかったことが そんなに悪いことなのかな 穴が空いた不良品みたいな 最初から無理だったんだ それでも破ったことになるのかな 濡れたアスファルトは ギラギラとして 足を掴む 遠のいていく感触 拭い去っても青 雨が凍み込んで青 真っ青な顔の… ダメみたい ダメみたいだ 雨に打たれても 穢れは落ちないみたいで ザーザーと心がざわつく 視界に飛び込んでくる 雨がまるで針みたい この目も喉もどうぞ貫いて 靴も捨てた 穴があいてズタボロ まるで俺の心みたい 使い物にならない なのにどうして まだ歩いてるんだろう