
どこまで続くのかも知らない アスファルト ヘッドホンで塞いだ耳の奥 響くのは自分の足音 白線の上だけを真っ直ぐ歩けば 世界から少しだけ はみ出さずにいれる気がした すれ違う誰かの気配に 俯いてた 交わるはずのない 軌道だと決めつけて ひとり分の轍だけが 伸びる道の上で 君が笑う声がしたんだ 振り向いた交差点 同じ方角を見てるようで 全然違う場所へ 向かっていると知っても なぜか、独りじゃないと思った ガードレールに残る 落書きみたいな夢 誰にも言えないまま 錆びついて消えるはずだった 君の不器用な鼻歌が 知らなかったコードを 不意に教えるまでは 見過ごしてた道標が 足元を照らす 踏み出す先が未知でも もう怖くはない ひとり分の轍だったはずの この道の上 君の足音が混じって 新しいリズムになる たとえこの先のカーブで すぐに見えなくなっても 大丈夫、この道は どこかで繋がっているから 永遠なんて信じない 代わりに今日の夕焼けを 焼き付けていたいんだ 君と並んで歩いたって証拠に 一つの道じゃなくていい 点と点が線になるように あたしたちは、音で繋がれる ひとり分の轍は いつか誰かの道と交わる その瞬間のためだけに 人は歩き続けるのかもしれない 同じ空を見てるようで 全然違う夢を描いていると知ってて なお、隣で歌いたいと思った アスファルトに響く音は もう、あたしひとりだけのものじゃない

