
[Intro] [Spoken Word 1] (ぷるるる〜) ねえ、ちょっと聞いてほしいんだけどさ。恋って、引力とか重力に似てると思わない? 突然、強力なネオジム磁石に引っ張られるみたいにさ、こっちの意思とは関係なく惹かれちゃうことってあるじゃない。いわゆる一目惚れってやつ。 あれって、理屈も根拠もないから、ちょっと厄介なんだよね。一回引き寄せられたら、なかなか抜け出せないかもしれないし。 でもさ、重力と同じで、距離があれば、それほど影響しないわけでしょ。そこが面白いと思うんだよね。 [Instrumental Hook 1] [Spoken Word 2] (ぷるるる〜) でね、今回はその逆の話なんだけど。気づかないうちに、じわじわ引き寄せられていく恋。 それまで別に意識してなかった人なのに、ふとしたきっかけで「あれ? この人、何だろう」って気になり始めることがあるじゃない。 例えば、考えてることが一瞬ぴたりと重なるとかさ。一回だけなら偶然かもしれない。でも、それが何度か重なると、気持ちが重力に引かれるみたいに、ふわっと動くことがあるんだよね。 もしかしたら、ほかの人とは起きない、この小さな心の動きが、恋のときめきスイッチなのかもしれない。 人って面白いよね。同じ考えの人に出会うと、親しみを感じるじゃない。 でも、もっと不思議なのは、まったく逆の反応なのに、なぜか心に引っかかる人がいることなんだよ。 自分が積み重ねてきた考えを、すぱっと超えてくるような答えを持ってる人。自分にはないものを、当たり前みたいに持ってる人。 そういう人に、ふと気持ちが揺れることってあると思わない? [Instrumental Transition] [Spoken Word 3] 結局さ、人って、自分にないものに惹かれるのかもしれないね。 その人と出会ったことで、今まで知らなかった景色が見えるかもしれない。そう思ったら、もう恋って呼んでもいいんじゃないかな。 私が思う恋って、気持ちいい違和感の先にあるものなのかもしれないんだよね。 自分とは違う考え方に触れて、自分ひとりじゃたどり着けなかった答えに出会う。 そうするとさ、今までと同じ場所に立ってるはずなのに、見えるものが少し変わってるんだよ。 同じところにいるのに、景色が変わる。 それが、私の考える恋の始まりなんだよね。 (ぷるるる〜) ……あれ? さっきから返事がないけど。ねえ、聞いてる? 私ばっかり話して、なんか馬鹿みたいじゃない? あっ、聞いてる? よかった! うん、それだけ。おやすみ! じゃあね! [Sax Finale] [Outro]

