Song Cover Image

もし、海の生物になったなら?|お題:LUNAさん

V6

[Intro — Submerged, muffled ocean] ごぽり ごぽり 青の底から 光を見ていた [Verse 1 — Intimate, underwater] 水面はいつも遠かった 銀の魚影が横切った 珊瑚の谷を抜けていく 僕の体は小さかった 大きな影が通るたび 岩の隙間に身を隠す 波の向こうに何がある? 誰に聞いても答えはない [Pre-Chorus — Rising pressure] ある日 嵐が過ぎたあと 水の天井が透き通った 向こう側に揺れていた 海より大きな青いもの あれは何だ? あれは何だ? [Chorus — First breach] 飛べ! 銀の胸びれを広げて 水の天井を突き破れ 一秒だけの空でいい 僕の目で確かめたい 飛べ! 魚のままでかまわない 鳥になんてなれなくていい 波の上にもうひとつ こんな世界があったんだ [Instrumental — Splash, brief silence] [Verse 2 — Returning underwater] 着水したら泡だらけ 仲間が驚いて集まった 「空はどんなところだった?」 僕はうまく答えられない 潮の匂いは同じなのに 風には形がなかった 雲は白くて 船は大きく 太陽はまぶしすぎた [Pre-Chorus 2 — Deep pulse] だけど一つだけ覚えてる 海が鏡に変わる瞬間 水の中じゃ見えなかった 僕自身の影が見えた [Chorus — Wider, driving rock] 飛べ! 銀の胸びれを広げて 波の背中を蹴り上げろ 何度海へ落ちたって 僕はあの青を知っている 飛べ! ほんの数秒の旅だから 誰も記録しないだろう それでも僕の世界には 新しい空が増えたんだ [Bridge — Almost silent, deep ocean] ……だけど ある夜 海が荒れ狂い 波の上には出られなかった 暗い水の底でひとり あの空を思い出していた 青いものは 一つじゃなかった 僕の下にも 僕の上にも [Build — Heartbeat and rising current] 尾びれを振る 水を切る 体じゅうが震えている あと一度 あと一度だけ [Silence] [Final Chorus — Explosive, wide open sky] 飛べ!! 銀の胸びれを広げて 黒い波間を突き抜けろ 雲を裂いた朝の光が 海を黄金に染めていく 飛べ!! 鳥になれないこの体で 鳥の知らない海を泳ぐ 空だけの命じゃない 海だけの命でもない 飛べ!! 水しぶきが虹に変わる ほんの数秒 風になる 僕には翼がないんじゃない 翼が水を泳ぐんだ [Outro — Falling back into the ocean] ぱしゃん また 海に帰ってきた 見上げれば 水の天井 だけどもう 天井には見えなかった [Final Whisper] ……次は もっと遠くへ