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Varigner II – Prologue VIII_Statesmen Who Pray for Peace #Varigner

J-popの館さんの世界観から自由参加で曲とストーリーを作って楽しむバリグナーの2期。 停戦から戦争再開までの「プロローグ」全9節中第8節です。 歌詞はストーリーの後に。 ギキューン🍜 第6節までは、その曲に掲載したストーリーのイメージ曲にしましたが、 7~9節はそれぞれの立場の三部作にしています。 7節:祈り(軍人)    Soldiers Who Pray for Peace    ― 軍人の信念で平和を祈る曲 ―(アリテアルのテーマ) 8節:理性(政治家)    Statesmen Who Pray for Peace    ― 政治家の信念で平和を祈る曲 ―(エレナのテーマ) 9節:嘲笑(武器商人)    Laughter of the Warmongers    ― 戦争を食い物にする武器商人の嘲笑 ―    (クラリス&ヴェルナーのテーマ) 🍜🍜🍜🍜🍜🍜🍜🍜🍜🍜 ◆ プロローグ第8節 ― 第三勢力の影 ― (暴走事件の裏側) 帝国と地球連邦の双方で、 暴走事件の余波が広がっていた。 だが、その裏側で── 誰にも知られず、 静かに“別の戦争”が進行していた。 ◆ 月面裏側・廃棄採掘施設跡 薄暗い地下空洞に、 複数のホログラムが浮かび上がる。 そこに立つのは、 黒い外套をまとった数名の影。 その中心に立つ男が、 低い声で言った。 「……暴走は成功した。  帝国も連邦も、互いを疑い始めている」 別の影が応じる。 「次の段階に移るべきだ。  停戦は長くはもたない」 「焦るな」 中心の男は静かに言った。 「我々の目的は“戦争”そのものではない。  戦争が生む“混乱”と“空白”だ」 その言葉に、 影たちは黙って頷いた。 ◆ 影の正体 彼らは国家でも軍でもない。 企業でもない。 複数の軍需企業、傭兵組織、情報機関の“はみ出し者”たちが 秘密裏に結成した非公式ネットワーク── 《オルド・ノクス(夜の秩序)》 停戦が続けば、 彼らの利益は消える。 戦争が再開すれば、 彼らは莫大な利益と影響力を得る。 そして── その中心には、 クロウ・インダストリーズの影があった。 ◆ クロウ・インダストリーズ本社・地下フロア クラリス・クロウは、 暗い部屋の中央に立っていた。 壁一面に映し出された映像には、 帝国と連邦の前線、 暴走したバリグナー、 議会の混乱、 そして第三勢力《オルド・ノクス》の活動ログが並んでいる。 「……お父様。  《オルド・ノクス》の動きが活発化していますわ」 ヴェルナー・クロウは微笑んだ。 「良い兆候だ。  彼らは“戦争を望む者たち”の集合体。  市場が求める刺激を、  最も効率的に生み出してくれる」 クラリスは父の横顔を見つめた。 「ですが……  彼らは制御できませんわ。  暴走すれば、我々の利益を超えてしまう可能性も」 「制御する必要はない」 ヴェルナーは静かに言った。 「混乱とは、  誰にも制御できないからこそ価値がある」 クラリスは目を伏せた。 父の思想は理解できる。 だが、その先にあるものが “破滅”であることも、 彼女は知っていた。 ◆ 連邦前線基地・アリテアル大佐 アリテアルは、 暴走事件のログを何度も見返していた。 「……これは事故ではない。  帝国の仕業でもない」 副官が不安げに尋ねる。 「では、誰が……?」 アリテアルは静かに答えた。 「“第三勢力”だ。  戦争を望む者たちが、  裏で糸を引いている」 その言葉は、 まだ確証のない推測だった。 だが、 彼女の直感は正しかった。 🍜🍜🍜🍜🍜🍜🍜🍜🍜🍜 Verse 1 ざわめく議場に沈む声 理性は怒号にかき消され In the chaos of a thousand words (無数の言葉が飛び交う混乱の中で) Truth is trembling, barely heard (真実は震え、かろうじて息をしている) Pre‑Chorus 恐怖が支配する前に 誰かが灯を掲げなければ Chorus I speak for peace, even if I stand alone (たとえひとりでも、私は平和を語る) Reason is fragile, but it’s not gone (理性は脆くても、まだ消えてはいない) どうか届いて 争いを止めるための声よ Let calm return before we fall (崩れ落ちる前に、どうか静けさが戻りますように) Verse 2 冷たい視線が突き刺さる 「正しさ」はいつも少数派 But still I rise, I won’t give in (それでも私は立ち上がり、屈しない) For every life, I’ll fight again (すべての命のために、私は再び声を上げる) Bridge 真実は時に 沈黙よりも痛いけれど I’ll hold the line, I’ll hold the light (私は境界を守り、灯火を守り続ける) Even when the world turns dark tonight (たとえ世界が今夜、闇に沈もうとも) Final Chorus I speak for peace, even if the world denies (世界が否定しても、私は平和を語る) 涙よりも強い願い どうか未来が 憎しみの色に染まらぬように Let reason guide us one last time (どうか最後の一度だけでも、理性が私たちを導きますように)