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十年という時間

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V5.5

[Verse 1] ある朝僕はふと気付いたんだ もしかしたら僕は既に寿命を迎えていて 慈悲深い悪魔と契約して 10年という時間をもらったんだって [Verse 2] 10年あったら何がしたいだろう? 美味しいものを食べて、思いっきりお昼寝をして 日々を気ままに過ごすのは この上ない幸せかもしれない [Bridge] でもふと思い立ったんだ いつか虚しくなる日が来るかもしれないって だから僕は自分の生きた証を残すことにしたんだ [Chorus] この10年という時間を とある歌に込めて [Verse 3] 1日目、僕は手始めにアルバムを引っ張り出してきた もう無くしてしまった思い出もあるけれど 少しずつ断片が蘇る 何にでもなれると思っていたあの頃 [Verse 4] ちょっとずつ押し寄せてくる現実に潰されそうになりながら それでも何者かになりたいと必死に手を伸ばしていたあの日 初恋をして、勉強をして 夏の夜に見た星空と、電車に重なる心臓の音 何気ないただの一日が、今も鮮明に蘇る [Chorus] 10年前のあの日から、結局僕はそのままで ちっぽけな僕がいなくなっても、明日も世界は回っていく でも僕はもう知っているんだ 別れを惜しんでくれた人がいたこと 笑って泣いて怒って走ったこの人生が、悪くない人生だったってこと きっと悪魔がくれた十年は僕に気づかせてくれたんだ [Outro] だから僕はこの歌を残す 僕が10年かけて紡いだ、僕だけのこの歌を 10年という時間を、歌に込めて あぁ、穏やかな風が吹く