
淡い時期は終わり 青々と水々としげり のびる しなやかな枝葉 あなたのゆびさき わたしの尾にふれる もうそういう季節なの 注いで継いだ繋ぐのわたしの できるならできるならこういうの 生命があふれて満ちてつづくため このからだの命令じゃなく わたしがわたしで望んだと 夢みていたかった あなたのみている先に先に わたしはいけなくて爪たてる 泣いても鳴いてもおなじ声でも 意味がちがってしまったから まるくなって泣くしかない もっとおなじような もっとちがうように 淡いやわらか淡い甘やかは 終わるためにはらはら あちらへ散りおわった 指のかたち 背中のにおい 髪のながれるほう 瞼のうえのかげ すきなものは わたしと きこえない夜 戻るようなふゆの温度が しんと のどを凍らせた ゆるされていない言葉は ころすしかない 凍るのどに はりついて とけて 消えるまで 熱をかんじる するどい太陽 淡い時期はおわり 青々と 青く 芽吹いては 咲く花は するどい原色 あなたの指先 わたしに尾はなく 夢はなくした どうでもいい すきに すきに壊すといい われて砕けるから あとは残らないから

