静かな風音 深い呼吸 朝露のような 静かな呼吸 胸の奥で 風がほどける 欲しいと願うほど  指は震えて いつのまにか 誰かの光を 追いかけていた 鏡の中で 問いかける 「これは 本当に私の声?」 奪わないで この心を 比べるたび 遠ざかるから すでに持っている  小さな輝き 気づくことが 祈りになる アスティア 足りない私を 許してゆく 誰かの夢が 眩し過ぎて 自分の歩幅を 見失った夜 「もっと」「まだ」と  焦るたび 胸に置いた花が  枯れていった 手放すことで やっと 両手に風が入る 奪わないで 未来までも 焦りはいつも 影を落とす 私の時間で 咲く花がある 信じることが 強さになる アスティア 今ここにいる それでいい 誰かの幸せを そっと祝える日 胸の奥で 泉が生まれる 満ちてゆくのは 外じゃなくて 内側だった 奪わないで この世界を 奪わないで 私自身を 比べないで 歩いていこう 一歩一歩が すでに美しい アスティア 私はもう 満たされている 呼吸とともに 光は ここにある