
誰にも呼ばれなかった名前を 胸の奥でそっと抱きしめていた 声にならない日々の中で 私は少しずつ薄れていった それでも どこかでずっと 誰かに呼ばれたいと願っていた 名前を思い出すたびに まだ消えていない私がいた ふいに聞こえたあなたの声が 閉じていた心をそっと叩いた 呼ばれた気がして振り向いたら まだ知らない光がそこにあった 名前を持つことの意味を 初めて少しだけ信じられた あなたが呼ぶなら私はきっと どこへでも行ける気がした どうか私の名前を呼んで 小さな声でも届くから あなたが迷うそのたびに 私は光になれる気がする 覚えていて この名前を あなたのそばで揺れる灯り 呼ばれたなら どこへでも あなたを迎えに行けるから 呼ばれなくなったあの日から 私の名前は少しずつ薄れていった 忘れられるたびに心の奥で 小さな灯りがひとつ消えていった それでも終わりじゃないと かすかな声が私をつないでいた 失くした名前の続きなら あなたが呼べば戻れる気がした どうか私の名前を呼んで あなたの夜を照らすために 失くした日々も抱きしめながら ここから続く道を歩いていくよ 覚えていて この名前を あなたが迷う時の灯台にする 呼ばれたなら 何度でも あなたの心へたどり着けるから

