[大将] へい、いらっしゃい。 何を握りやしょう? [客] 大将、とりあえず握りをお任せで [大将] なるほど、握りですかい。では、まずはこちらを。 🫱 [客] ……何ですか、その手は。 [大将] お客さんの手を握らせていただこうかと。 [客] 握手じゃねえか! 寿司屋で初対面の人間と握手する文化ないだろ! 🤝 [大将] いやぁ、お客さんの手、いい手してますねぇ。職人の手だ。 [客] こっちは客の手だよ! 早く寿司握ってくれ! [大将] 失礼しやした。では、お客さんのご注文は? [客] じゃあ、イカ🦑を握ってください。 [大将] イカですね。承知しやした (ガサゴソ) [客] …いや、何持ってきたんですか? [大将] 鉄棒でさぁ!🏋️ [客] 見りゃ分かるよ! なんで寿司屋に鉄棒があるんだ! [大将] いやぁ、イカを握る前に、鉄棒を握って腕を鍛えようと思いやして。 [客] 筋トレの前準備か! なんで寿司を握るのに懸垂が必要なんだよ! [大将] 寿司職人たるもの、握力✊が命でさぁ。 [客] いや、握力は必要かもしれないけど、鉄棒で鍛える必要はないだろ! [大将] ふんっ! ふんっ! お客さん、イカは何杯いきやす? [客] 懸垂しながら聞くな! こっちは食事しに来てんだよ!☹️ (鉄棒を置く) [大将] へい、失礼しやした。では、次は何を? [客] もう普通に握ってくれ! オススメでいい [大将] オススメ……。では、お客さんの弱みを握りましょうか?😎 [客] なんでだよ! [大将] お客さん、さっきからずいぶん怒ってらっしゃる。何か隠し事でも?😏 [客] ないわ! [大将] ほう……。では、会社🏢で何かやらかしたとか? [客] 何もしてねえよ! [大将] 奥さん🙎に内緒で高い寿司を食べに来たとか? [客] 独身だよ!😇 [大将] なるほど……独身であることが弱み。 [客] 勝手に弱みにするな! しかも何だ、その偏見! [大将] いやぁ、弱みを握るのも職人技でさぁ。 [客] 寿司職人が磨くべき技術じゃねえんだよ! [客] もういい! 最後に一回だけチャンスをやる! マグロの握りを一貫! [大将] へい! マグロ一貫🐟️ [客] おお……。ようやく職人らしくなってきたな。 [大将] ここからが本番でさぁ……。 [客] そうそう、それだよ! その調子 [大将] では……握ります 🤜🤛 [客] 自分の拳かよ!!✊ [大将] いやぁ、気合いが入りやして。 [客] 気合いじゃ腹は膨れねえんだよ! [大将] では、お客さん。最後にひとつ、握っていただけますか? [客] もう何も握らねえよ! [大将] お代を🤌 [客] ……ああ、握手か? [大将] いえ、現金💴を握っていただこうかと。 [客] 俺が握るのかよ! お前が会計しろ! [大将] へい、お会計三万円! [客] 高えよ! 何も食ってねえだろ! [大将] お客さん、先ほど私の弱みを握りましたね?🤨 [客] いつだよ! [大将] 「寿司を握れない寿司職人」という弱みを……。 [客] 自覚あんのかよ!! [大将] へい、毎度あり!🤑 [客] 払うか!! もう二度と来るか!!😤 [大将] お客さん! 最後にお見送りの握手を! [客] もうええわ!!🫱 [2人] ありがとうございましたー!👥


