
[Intro] 午後三時になりました カプセルウェーブの窓ぎわに 今日も光が伸びてくる 「そろそろだね」 「お腹すいたね」 今日のおやつは 太陽です [Verse 1] 窓ぎわの赤いカプセル ひと口 ふた口 光をぱくぱく となりの緑は ゆっくり三口 後ろの青は 背伸びをしても 細い光が ほんの少し 「前の人 ちょっとしゃがんで」 黄色いカプセルは ぱく ぱく ぱく 「まだ食べるの?」 「あと一口」 「それ さっきも聞いたよ」 [Pre-Chorus] いっぱい食べた? 「いっぱい」 ちょっとだけ? 「二口」 まだ足りない? 「もう少し」 同じ午後三時 同じ太陽なのに お腹の中は みんな違う 窓から届く 今日の光 夜までゆっくり 消化しよう [Chorus] 三時のおやつは太陽です ぱく ぱく キラ キラ 窓から届いた あたたかな光 いっぱい食べた子 ちょっとの子 まだまだ欲しい子 もう満腹の子 赤は赤く 緑は緑 黄色はちょっと 食べすぎた まだ光っちゃダメ 夜まで待って お腹の中で キラキラ育てよう [Verse 2] 奥にいた紫のところへ やっと光が届いた 「来た!」 ひと口食べた その瞬間 前を誰かが コロッと通って 「あ……」 光が消えた 「一口だけ?」 オレンジが 少し横へ転がる 「ここ まだ残ってるよ」 細い光を 半分こ 「これで二口」 「よかったね」 窓ぎわを見ると 黄色は丸くなっている 「もう動けない」 「何口食べたの?」 「覚えてない」 「食べすぎだよ」 [Pre-Chorus] たくさん食べた子は まだ消化中 少しの子は もうキラッ 早い子 遅い子 お腹いっぱい まだ足りない 食べた量も 消化の速さも みんな少しずつ 違うけど 夜になったら 持っていこう 今日のお腹にできた それぞれの光 [Chorus] 三時のおやつは太陽です ぱく ぱく キラ キラ 午後いっぱいの あたたかな光 一口だって 十口だって 食べたぶんだけ 夜へ持っていこう 赤いカプセル 赤い光 緑のカプセル 緑の光 黄色のカプセル 「ねえ もう光ってない?」 「まだ出しちゃダメ」 「ほんのちょっと」 「ダメ」 夜までちゃんと 取っておこう [Bridge] 透明なカプセルが みんなを見ていた 「ねえ 僕は?」 「どうしたの?」 「僕も食べたら 何色になるの?」 少し静かになった 赤いカプセルが言う 「君は今日は お腹を空けておいて」 「どうして?」 緑のカプセルが言う 「夜になったら 僕らの光を渡すから」 黄色いカプセルも 「僕のは いっぱいあげる」 「それ 食べすぎただけでしょ」 みんなが笑う 透明なカプセルも笑う 「じゃあ僕 空っぽで待ってる」 [Final Chorus] 三時のおやつは太陽です ぱく ぱく キラ キラ 今日もそろそろ おやつは終わり いっぱい食べた子 ちょっとの子 まだお腹で 消化してる子 赤い光 緑の光 黄色い光 同じ太陽が 違う色になっていく 夕方になって 影が長くなる カプセルウェーブの窓から 太陽が離れていく まだ渡さない まだ始めない 僕らの光は 夜まで取っておこう 透明な君が 真ん中で待っている 今日食べた光が 夜を照らすまで [Outro] 最後の光が 窓から消えた 店の灯りも ひとつずつ消える 「消化できた?」 「できた」 「黄色は?」 「……たぶん」 暗くなった店の中 透明なカプセルが聞いた 「そろそろ?」 「もう少し」 …… キラッ 「できた」 「じゃあ」 「始めようか」

