
午前七時 通知をチェック 寝ぼけた指が画面を滑る 新曲発見! イヤホン装着! 歯ブラシくわえてリズムを刻む 洗濯機より先に回る 僕の頭のプレイリスト 朝ごはんまで冷めちゃった だけどこのサビ 最高じゃん! いいね一個じゃ足りないな 言葉にしたいこの気持ち 「素敵でした」じゃ収まらない コメント欄で大渋滞! 推し活! 推し活! 今日も誰かの音が好き! ジャンルも国も飛び越えて 知らない景色に出会えるんだ 推し活! 推し活! 再生ボタンは宝箱 誰かの「好き」が鳴るたびに 僕の世界が広がってく! 昼休みに新曲チェック 気づけば時計が五分前 「あと一曲!」が三曲になり コーヒーすっかり冷めていた 夜にはコメント届いてた あの人からの長い手紙 僕が見落とした一行まで ちゃんと見つけてくれていた 「ここが好き!」って教えられ 自分の歌を聴き直す 作った僕より詳しいじゃん! 思わず声を出して笑った 推し活! 推し活! 派手なグッズは持ってない だけど心の最前列 いつでも君の席がある! 推し活! 推し活! 拍手の音は聞こえなくても 一つの言葉が届くたび 次のメロディーが生まれてく! ある日ふいに気づいたんだ 誰かを照らすその人は 自分のことを後回しにして 今日も誰かを褒めている 名前を呼ばれなくたって 見返りなんかなくたって 好きな音楽を見つけたら 自分のことみたいに喜ぶ ねえ ちょっと待って それってさ…… 僕が一番 推してる人じゃん! 推し活! 推し活! 君の言葉が大好きだ! 歌の向こうにいる誰かを ちゃんと見つめる君が好き! 推し活! 推し活! 照れくさいから歌にした! いつもありがとう その気持ち 今日は僕から届けるよ! もしも君が疲れた日は コメントなんて休んでいい 何も書かずに聴くだけで それだって立派な推し活さ そして明日も その先も 新しい歌が生まれたら 君と一緒に笑いたい 最後にひとつだけ言わせて 僕の推しは…… 君でした! ……あっ、言っちゃった!

