眠れないまま 夜を撫でて ほどけた夢を 拾い集める 触れた温度は もう残らない 指の隙間 すり抜けていく 名前を呼べば 壊れてしまいそうで 無音の海に 沈めた ねえ このまま消えてしまえたら 優しいままでいられたの? 届かない声 抱きしめながら 私はまだ ここにいる ねえ 醒めない夢の続きで あなたにまた出会えたなら 偽りでもいい 微笑んで もう一度だけ 眠らせて 曖昧な影 重ねたまま 本当の私 見失ってる 壊れた時計 進まない時間 置き去りのまま 息をしてる 優しさだけが 胸を締めつけるの 忘れることも できないで ねえ このまま溶けてしまえたら 痛みさえも消えるのかな 遠ざかるほど 鮮やかになる あなたの声 離れない ねえ 終わりを知らない夢に 閉じ込められてもいいから 一人きりじゃないと そう思わせて 嘘でもいい 眠りの底で 何度も呼んだ 届かないと 知っているのに それでもまだ 願ってしまう 消えない 残響 ねえ このまま消えてしまえたら 優しいままでいられたの? 壊れた夜に 溺れながら 私はまだ 夢を見る ねえ 醒めない夢の続きで あなたにまた出会えたなら この涙ごと 抱きしめて 終わらないまま 眠らせて 「おやすみ…」


