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Dealer’s Choice Jealousy ~任せられない夜~

隣の席 メニューも見ずに 顎で合図 Dealer’s choice (Go cat, go!) 店員が頷く お前も頷く それだけで話が済むのか 串が来て グラスが鳴って 礼まで言って箸を取る 任せてそれで満足か 考えてないだけと切って捨てた だが妙に目に刺さる その迷いのなさが 俺なら札を切るみたいに 値段も評判も 舌の先まで測る 俺なら味より先に負けた気分になる なのにお前は 何も競ってない顔をするな 見極めろ! Dealer’s choice ウッドベースが腹を蹴る 三味線が神経を撫でる 選ばないことまで お前の選択か 気に入らない 隣の席で火がつくぜ 焼き鳥ひとつ 冷や酒ひとつ それさえ俺は比べてしまう 俺の視線はメニューの檻 箸を止めてもまだ選ぶ 「うらやましい」とは言わない ただ喉の奥で鳴るこのノイズ 名前を付けるならきっと 嫉妬じゃなくて意地だろう 先に決めたのか 来たものごと受け止めるって その覚悟まで飲み干すのか 笑わせるな 勝ったつもりになるな 見極めろ! Dealer’s choice グラス越しに拍が跳ねる ウッドベース 三味線 胸の奥で暴れてる 気に入らない それでも目が離せない 俺はまだ選んでいる 勘定の後 椅子が引かれる 背中は夜の通りへまぎれる 俺は呼び止めない 店員が静かに待っている 焼き加減 つまみ 酒 指で示して ひとつずつ決める Dealer’s choice 俺はまだ...... 選んでいる......