
雨の匂いが窓辺に残る 小さな時計 朝を待ってる 眠れないまま 指でなぞった 昨日の地図に 青い印 遠くで誰か 名前を呼んだ 振り向くたびに 音がほどける 君の手のひら まだ覚えてる 冷えたガラスに 息を描いて 消えそうな夢を ひとつ抱えたら 新しい空へ 歩いていく 紙の切符を 本に挟んで 帰らない駅 静かに閉じる 言えなかったこと 胸の奥で 小さな灯りに 変わっていく 夜の端から 色がこぼれて まばたきの間 世界が変わる 君の手のひら まだ覚えてる 遠い雨音 肩を包んで 失くした季節も 連れていけるなら 新しい空へ 歩いていく もしも明日が 知らない場所でも この声だけは 置いていかない 君の手のひら 胸に残ってる 白い朝日に 輪郭を預け ほどけた夢を 空へ放したら 新しい空が ここから始まる 雨の匂いが 静かに消える 小さな時計が 朝を告げる

