
風が目に沁みるくらいのスピードで 走り抜けた海岸線に立つ 透明な後ろ姿を待ちわびていた まとわりつく霧雨の中 ひびく風鈴の音にゆられそっと はじけとんだ樹雨の不協 和音 僕が見た君の笑顔も幻のように うすれてく透明なからだ 抱きしめたら 離れない記憶と離れない鼓動を 抱きよせて かえれないあの場所へまた走りだした うしろをふりかえってみたらほら 君の足跡 僕ら歩んだだろう だからもう消えないだろう 抱きしめたら 離れない記憶と離れない鼓動を 抱きよせて 帰れないあの場所へまた走りだした 引き寄せたら もう二度と離れ離れにならないって 走り抜けた 風にすこし混じって夏の香りがした ああ

