
一歩ぶんの日向 (Bossa-Mix) #KagawaAImusicContest2026後夜祭
イベント詳細はこちら megalomania@駐車場PさんのX https://x.com/megalomaniap/status/2105478610828345730?s=20 Mayu-Tuneのプレイリストはこちら https://suno.com/playlist/405a3758-6c5b-4172-a2f7-e62e62bfabb6 近づけば 壊れそうで 離れれば 見えなくなりそうで いつも僕は その間ばかり 探して 誰にも触れず 誰にも触れられず それならきっと 傷つかずに済むのかな なんて 笑い声の輪の 少し外 呼ばれれば笑って また 少しだけ後ろえ 嫌いなわけじゃなくて たぶん むしろ逆で 大事になればなるほど どうしてだろう 足が止まる 言葉を選んで 選びすぎて 渡せないままの何かが 掌の中に まだ 君はそんな僕を見ても 何も訊かずに 「こっちだよ」なんて 大げさな声もなく ただ いつの間にか 僕の隣あたりに そして 差し出された手だけが まるで日向のような君が 僕の手を引き 歩き出す 待って まだ僕は 心のどこかに 片足を残したまま それでも君は 少しだけ歩幅をゆるめて 近づくことが怖い僕と 迷わず前を見る君 その間にあったものを 一歩 また 一歩と 僕はいつだって 逃げ道ひとつ 残しながら 好きとも言えず 嫌いとも言えず 「いつか」の向こう 「たぶん」の奥え なくしてしまう前に 少し遠ざけてみたり 君はそんな曖昧さを 無理にほどこうともせず ただ伸ばした手だけ そのままで 触れたなら 何かが変わるのかな 変わってしまったあとも 同じように いられるのかな そんなことばかり 考えている僕の前で 君は少し笑って 「歩いてみれば?」 それだけ まるで日向のような君が 僕の手を引き 歩き出す 眩しくて 目を細める僕は 半歩くらい おくれたままで 急かすわけでもなく 振り返るわけでもなく ただ 離れないくらいのところに 君の手があって 僕が守ってきた距離の外へ いつの間にか 少しずつ 怖いんだ 君が近くなるほど もしも の数まで増えて 失う場所まで 近づくような気がして だから僕は 何度も指をゆるめる そのたび君は 強く握るでもなく 逃げない程度の温度で そこにいて そんなふうにされると 僕わまた 離れ方を忘れてしまう まるで日向のような君が 僕の手を引き 歩き出す 今日もまだ 誰かを信じることは 少し眩しすぎるけど 昨日より ほんの少しだけ 君の隣にある影も 悪くないような気がして 君にもらった勇気 というより 君と歩いたぶんだけ 足元に残っていた何かを 今度は僕の指から そっと返すように 握ってみる 人と人との距離なんて 測ろうとするほど 分からなくなるけれど 遠すぎた僕の一歩と 迷わず出された君の一歩 その先が もし同じ場所なら そこをいつか 「隣」と 呼べるのかな 日向を歩く君の横 まだ少し 影のほうが落ち着く僕 それでも 一歩 もう 一歩 君の手のぬくもりが 消えないあたりまで


