
[Verse 1] 渋沢(しぶさわ)駅で 時間をずらして 落ち合った朝 息が白くなる 春の丹沢(たんざわ) ぬかるむ尾根道 君は少しだけ 前を歩いてる 靴の泥を払って 結び直すふり すれ違う人から 顔を隠すように ただ君の背中だけを 見てた [Pre-Chorus] あと少し 言えないまま 熊鈴の音(ね)で 誤魔化した 誰にも言えない でも消せない この熱が 胸を焦がす [Chorus] 終わらないでと 願うほど 遠ざかる背中 追いつけないと 知るほどに ただ見つめてた 帰る場所が 違う二人 止まれ、春の坂道 このままでいい 許されない 君に恋をしてた [Verse 2] バカ尾根の急登(きゅうとう) 汗が顎をつたう 息を切らす僕に 君が差し出す水 触れた指先の 冷たさが痛くて 左手を隠す 君から目を逸らす [Pre-Chorus] あと一歩 踏み出せば すべてが 壊れるから 追いつかない 追いつけない この距離が 二人のリアル [Chorus] 終わらないでと 願うほど 遠ざかる背中 追いつけないと 知るほどに ただ見つめてた 下山(げざん)すれば 他人の二人 止まれ、春の坂道 このままでいい 許されない 君に恋をしてた [Bridge] 山頂の風が 嘘を吹き飛ばしてく 「もしもこのまま 降りられなくなったら……」 なんて、笑えない冗談 泥だらけのビブラムソール 重い足で また明日(あす)へ歩き出す [Final Chorus] 終わらないでと 願うほど 遠ざかる背中 追いつけないと 知るほどに ただ見つめてた 帰る場所が 違う二人 止まれ、春の坂道 どうかこのままで 許されない 君に恋をしてた [Outro] 春の丹沢 泥だらけの靴 明日にはもう 他人同士の二人 熊鈴が遠くへ 消えていく

