
仲間の魂が空に溶けた夜 俺だけが残った 理由もわからず 白い飛行艇 引き裂いた雲の列 神に見捨てられたか それとも俺が逃げたか 地上の言葉は もう俺には届かない 豚でいい 豚でいい 英雄になるよりも 紅い海を切り裂いて 風だけが俺を知ってる 名前も旗も捨てた男が ただ空だけを愛してる アドリア海の朝 霧の中で目を覚ます フィオの笑顔が 少し眩しすぎた 人間に戻る夢を 見そうになった朝 エンジンをかけた それだけでよかった 戦う理由なんて もうとっくに消えた 豚でいい 豚でいい それが俺の選んだ顔 紅い海を切り裂いて 風だけが俺を知ってる 名前も旗も捨てた男が ただ空だけを愛してる 紅い翼 夕陽に溶けて 誰も待たない 誰も呼ばない それでも飛ぶ それだけが この豚の 唯一の祈り

