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奇行戦記バリグナー II  Beyond the Dream #Varigner

【リミックス案内】 ✨ Remix Free Project ✨ 今回同時リリースする 「Wings of the Valkyries」 「Beyond the Dream」 「NEON ORBIT」 の3曲は、すべてリミックス自由です✨ もちろん、これまでに公開した『奇行戦記バリグナー』関連楽曲も、自由にリミックスしていただけます😊 リミックス、カバー、アレンジ、歌詞変更、タイトル変更、世界観の追加、独自解釈、オリジナルキャラクターや機体の登場など、基本的になんでもOKです✨ バリグナーの世界観から生まれた、完全オリジナル曲も大歓迎です😊 現在、リミックス・関連作品は200曲を突破しました🎉 バリグナーの世界では、みんなが主人公。 一人で完成させる物語ではなく、皆さんと一緒に作り上げていく物語です。 本編だけでなく、それぞれのキャラクターから生まれるサブストーリーも楽しみにしています😊 完成した作品には「#Varigner」を付けていただけると嬉しいです✨ 作品が完成したら、この曲のコメント欄で ギキューン🍜 と教えてください😊 見つけ次第、プレイリストへ追加させていただきます✨ 皆さんの描く、新たなバリグナーの物語を楽しみにしています✨ 【歌詞】 〔Verse 1〕 夢から醒めても 胸に残る微かな熱 綺麗な景色ほど 静かに色を失ってゆく 昨日の僕が抱えた傷は まだ名前を知らないまま 君の面影を映した空へ ひとつ息を落とした 〔Pre-Chorus〕 一人で歩くたび 心は何を守ろうとしていた 〔Chorus〕 夢から醒めても 君を想う 黄昏の向こうへ手を伸ばして 嘘も寂しさも抱きしめながら 昨日を超えてゆく 最後の涙は風にほどけ 強さだけが答えじゃない 傷ついた心を隠さずに 僕は明日を選ぶ 〔Verse 2〕 綺麗な言葉だけでは 届かない夜もあるから 君が残した温もりだけを 小さな灯火に変えて 遠ざかる季節の中で 失くしたものを数えるより 傍にあった優しさだけ 胸に抱いていたい 〔Pre-Chorus 2〕 迷い続けた日々も いつか光へ繋がるなら 〔Chorus〕 夢から醒めても 忘れはしない 心に刻まれたあの微笑み 寂しささえ未来を照らす 星になれるのなら 最後の扉を開くように 昨日の僕を越えてゆく 君がくれたその強さだけ 静かに抱きしめて 〔Bridge〕 涙は弱さじゃない 傷は終わりじゃない 君と見上げた空の続きを 僕は歩いてゆく 〔Final Chorus〕 夢から醒めても 消えはしない 心の奥で響く歌声 黄昏を越えたその先には 新しい朝が待つ 最後の一歩を恐れないで 嘘のない空を見上げよう 君が教えてくれた願いを 僕は未来へ繋いでゆく Beyond the dream, our quiet horizon remains. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ SIDE STORY 『Smile.』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 夕暮れのジークフリート格納庫。 オレンジ色の光が、静かにVarigner Freedomを照らしていた。 機体の足元に腰を下ろした二人。 カレンは缶ジュースを開ける。 「ねぇ、アオイ。」 「戦争が終わったら何したい?」 アオイは少し考えて、照れくさそうに笑う。 「海かな。」 「海?」 「うん。」 「何もしないで、一日中ぼーっとしたい。」 カレンは笑った。 「アオイらしいね。」 「じゃあ約束。」 「戦争が終わったら、一緒に行こう。」 アオイは頷く。 「約束。」 夕焼けに染まる空を、二人は静かに見上げていた。 ──────────────────── 数日後――。 コロニー周辺宙域。 避難船が次々と発進していく。 「避難完了まで、あと三十秒!」 Varigner Freedomだけが最後尾に残り、敵を引きつけていた。 カレンは必死に通信を送る。 「アオイ!」 「もう十分だよ!」 「戻ってきて!」 ノイズ混じりの通信。 その向こうから、穏やかな声が返ってくる。 「カレン。」 「約束、守れなくてごめん。」 「そんなこと言わないで!」 「お願い……一緒に帰ろう。」 少しだけ沈黙が流れる。 アオイは静かに微笑んだ。 「カレン。」 「フリーダムを、お願い。」 カレンは首を振る。 「嫌だよ……!」 「私はアオイと一緒じゃないと……!」 アオイは優しく目を細めた。 「大丈夫。」 「あなたなら飛べる。」 コックピットに警報が鳴り響く。 赤い警告灯が点滅する。 「アオイ!」 「お願い、返事して!」 アオイは最後まで笑っていた。 「泣かないで。」 「笑って。」 通信は静かに途切れた。 宇宙は、 どこまでも静かだった。 ──────────────────── 数日後。 ジークフリート格納庫。 傷だらけのVarigner Freedomが静かに佇んでいた。 格納庫には誰もいない。 カレンは機体の前で立ち尽くしていた。 ゆっくりと足音が近づく。 アリテアル大佐だった。 二人はしばらく何も話さない。 アリテアルはフリーダムを見上げ、小さく息をついた。 「……アオイは、最後まで立派だったね。」 カレンは俯いたまま答えた。 「助けられませんでした……。」 アリテアルは静かに首を横へ振る。 「いいえ。」 「彼女は、多くの命を守った。」 少しだけ間を置く。 「カレン。」 「これからは、あなたがフリーダムに乗りなさい。」 カレンの肩が小さく震える。 「私には……。」 「アオイみたいな技術も、才能もありません……。」 アリテアルは優しく微笑んだ。 「誰も、アオイにはなれない。」 「だから、あなたもアオイになろうとしなくていい。」 「あなたは、あなたのままでいい。」 「だからこそ。」 「あなたにしか守れない未来がある。」 カレンはゆっくりとフリーダムへ歩み寄る。 傷だらけの装甲へ、そっと手を添えた。 目を閉じる。 「……分かりました。」 涙をこらえながら、小さく頷く。 「ありがとう、カレン。」 「アオイも、きっと安心するわ。」 ──────────────────── 初出撃の日。 静かな格納庫。 カレンはフリーダムのコックピットへ乗り込む。 深呼吸を一つ。 ヘルメットを手に取る。 ふと、内側に目が止まる。 小さく。 本当に小さく。 手書きの文字。 ──── “Smile.” ──── カレンは息を呑んだ。 「……え?」 指先で、そっとなぞる。 少しかすれたインク。 その文字を見た瞬間――。 記憶がよみがえる。 「何書いてるの?」 格納庫でヘルメットを抱えるアオイ。 「ひみつ。」 「えー!」 「教えてよ!」 アオイは笑う。 「いつか分かるから。」 ──────────────────── 静かなコックピット。 カレンの頬を、一粒の涙が伝う。 「……もう。」 「最後まで、ずるいよ。」 カレンは頬の涙をそっと拭い、小さく笑った。 「ありがとう、アオイ。」 「約束、守るね。」 ヘルメットをかぶる。 キャノピーが閉じる。 エンジンが静かに目を覚ます。 操縦桿を握り、前を向く。 「Varigner Freedom、出ます。」