
僕の名前を呼ぶように響くベル でも僕は遅れて手を伸ばした たった一度のためらいが扉を閉じた その向こうにまだ君がいるのに 見逃した瞬間を何度も追いかける 短い音の余韻に答えを探す 「もしも」の欠片が胸の奥で光って 消えかけてもまだ消えなくて その音はたしかに僕を呼んでた ほんの数秒届かなかった すれ違った声が夜に紛れても たしかにつながってたんだ 僕ら 電話越しじゃなくても聞こえるものがある 沈黙の中にさえ鼓動は残る 誰も知らない歌を僕らは知ってる その証が鳴り響いたベル 触れられなかったその声も 僕の世界に届いたんだ それだけでまだ歩ける 見えない道も怖くない その音はたしかに僕を呼んでた ほんの数秒届かなかった すれ違った声が夜に紛れても たしかにつながってたんだ 僕ら 耳をすませば ほら 聞こえてくる僕らのベル

