
マフラーの端 ほどけかけてる 白い息だけ 空に急いでく ポケットの中 くしゃくしゃの手紙 出さないままで 冬をやり過ごす まだ冷たい 朝の駅で 白い息が 空にほどける ポケットの手 ぎゅっと握って 君の名前 そっとつぶやく 春を待ってる 風の中で まだ少しだけ 震えたままでいい 君の名前を 呼びかけながら 頬をなでてく やわらかなあの日を 探してる 春を待ってる まぶた閉じて まだ見ぬ花を 先に信じてる 少しずつでいい 少しずつでいい 君と笑う日を 数えてる 駅のホームで あくびを隠し 止まった時計 また見上げてる 冷えた指先 カップにあてて 戻らない日々を そっとあたためる 風の匂い 変わり始めて 知らない花 道に咲いてた 去年よりも 少し強くなれた? 自分にまだ 問いかけている 春を待ってる 風の中で ほどけそうな 約束を抱いて ひとり歩いて 目を細めたら まぶしさの向こう 笑う君がいる 気がしたよ 春を待ってる 胸の奥で ほどけきれない 言葉抱いたまま 少しずつでいい 少しずつでいい 君に届く日を 数えてる 雪どけの音 遠くでひびく まだ知らない色が 街を染めてく 「もう平気だよ」と 言えるその間で ゆっくりでいい 季節よ 急がないで 春を待ってる 風の中で やわらかさだけ 胸に集めながら 君の名前を くり返し呼ぶ 頬をなでてく あたらしい明日を 迎えに行く 春を待ってる 指先まで こわばっていた 心ほぐれてく 少しずつでいい 少しずつでいい 君に言えるかな 「会いたかった」と 春を待ってる 風の中で 君を待ってる 同じ場所で


