[Verse 1] 何も持たない私が それでも歌うと決めた夜 震える声を隠すように 何度も同じ言葉を吐いた 誰かに届くなんて 最初から思ってなかった ただ胸の奥で鳴っていた 消せない音があった [Pre-Chorus] あの日から少しずつ 私の景色は変わっていった 聞こえなかったはずの音まで 聞こえるようになっていた [Chorus] 歌うことを選んだ私は もう昨日には戻れない 声にした瞬間から 私の中だけの音じゃなくなった もしこの声が聞こえたなら あなたの胸で鳴らして ひとつの音が重なって 戻れないほど響き合う 不可逆性共振胸鳴症 [Verse 2] 照明の向こう側には 知らない夜が続いていて 誰かの涙も笑顔も 私の歌に混ざっていった 綺麗なままじゃいられない 傷つくことも増えたけど それでもマイクを握る手を もう離せなくなっていた [Pre-Chorus 2] 歌えば歌うほど 私じゃなくなる気がして それでも不思議なくらい 私になっていった [Chorus 2] 歌うことを選んだ私は 少しずつ形を変えていく 昨日まで知らなかった私が この声の中で生きている もしこの声が残るなら あなたの夜にも置いていく 消えないようにではなくて 消えてもまた鳴るように 不可逆性共振胸鳴症 [Bridge] ねえ 今 何を聴いてる? その胸の奥で 何かが震えているなら それは私だけの歌じゃない もう あなたの音だから [Breakdown] 聞こえる? 聞こえる? まだ鳴ってる? 止めなくていい そのままでいい [Final Chorus] 歌うことを選んだ私も 叫ぶことを選んだ私も 全部抱えたままここまで来た だから今 この声になる もしこの声が聞こえたなら あなたの中で鳴らして ひとりで始まったこの音が 誰かの胸へ続いていく もう戻れない もう戻らない 鳴り始めたものは 終わらない 不可逆性共振胸鳴症 [Outro] あなたが歌ってくれれば また誰かが聴く 誰かが聴いてくれれば また誰かの胸で鳴る その瞬間 私はもう 私だけのものじゃない


