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月の裏側

[Verse 1] ねえ知ってるかい 月にはおもてと裏があって 裏には 誰も見たことのない街がある そこに全部の 忘れられたものが集まって 消えたはずのものもひとも みんなそこにいるんだって 地球から向けた 何百万のレンズも 一度も捉えられない角度で 君は笑ってるのかな [Pre-Chorus] 僕は正面ばかり見てた それが誠実だと思ってたから でも君はずっと言ってたね 「見えないところに 本当があるよ」って [Chorus] 月の裏側に 君の街がある 誰にも照らされない夜に 静かに光ってる 終わりじゃなかったんだ ただ見えなかったんだ 地球はずっと その重力で 君を引き続けてた [Verse 2] 都市伝説って つくりばなしかな うそみたいなものほど ほんとのような気がして 科学が笑う場所に 詩が住んでいるみたいに 論理の届かない場所に 君の名前を置いてきた 公転周期と同じ速さで じてんしていたきみは いつも同じ顔見せてた それが愛だったのかな [Pre-Chorus] 僕はずっと光の届くそばで 眩しさに目を細めていたけど 君は闇の中育てていたんだ 誰も知らない花を ひとりで [Chorus] 月の裏側に 君の街がある 誰にも照らされない夜に 静かに光ってる 終わりじゃなかったんだ 見えなくなってたんだ 地球はずっと その重力で 君を引き続けてる [Bridge] もし本当にそんな街があるなら 川沿いに小さな本屋があって 君はそこで 誰かの悲しみを拾い集めて 表紙のない本に ゆっくり貼り直してるんだろう 世界が終わるって みんな怖がってる でも 終わらないものがある場所を 君は知ってたんだ ちゃんと知ってたんだ [Final Chorus] 月の裏側で 君のいる街が 誰にも踏まれない雪の上に 足跡がのこってる 終わりのような 始まりが 見えない場所にのこされて 僕はここで 君の重力に なりたかった [Outro] いつか月が ゆっくりと向きを変える日 裏側の街が 朝日を受けて 「あ、ここにいたよ」って 手を振る その瞬間だけを 僕は待ち続ける