“タイトルなし”

先の見えない道を辿るように、 暗闇に君を思い描いている 限られている言葉、届けることだけが 進む理由だと信じられた 『揺れる一輪の花……それは秘めた想い いつまでもここで君を想っている。 想いの欠片が今、世界を動かしていく ほら、風にのって君まで届け！ これは輪廻飛び越えて君を掴む物語 愛した想いはいつか叶うから』 穏やかな日々の中で架空の叙事を紡いでいるの 愛した虚像が役目を終えていく 廻るこの歌は、誰のために……？ 少しズレたリズムを直す度に、 暗闇に君が浮かび上がっていく 限りがあるとしても、思い込めて残せば それが全てだと胸をはれた 『昇る沢山の星……それは人の願い 皆のバトンで、道が出来ている。 想いの欠片が今、世界を動かしていく ほら、流れ星よ…君まで届け！ これは想いの奇跡で人を繋ぐ道標 託した願いは灯りになるから』 退屈な日々の中で架空の叙事を紡いでいるの 愛した虚像が役目を終えていく 廻るこの歌は、誰のために……？ ここで産まれた世界は、教科書には残らない それでも全ては記憶になるから 変わらない日々の中で架空の叙事を紡いでいるの 愛した虚像が想いを残していく 廻るこの歌は――。