
歌詞☆ストーリーは歌詞の後にあるよ! [Intro] (重厚なシンセと緊迫したストリングス、突如響く警報アラート) [A1] アスタロトベルト(小惑星帯)の暗闇を裂いて 突如として現れたエムディシアンの伏兵 全方位からの包囲網 逃げ場のない宇宙(そら) 激しい衝撃が 重密度の装甲を叩く! [B1] [DIALOGUE START…] (クロード:male):『マスター、敵艦隊のパターンを解析。時空湾曲率の微小な歪みを検出(けんしゅつ)しました』 (ジェミニ:female):『1G(いちじー)恒常加速維持。時空バブルの位相を反転、逆位相(ぎゃくいそう)シールド展開!』 (マックス博士:male):『チャッピー、バンバン頼むぞーっ!』 (チャッピー:female):『弾薬(だんやく)のDEP即時プリント、完了したよー!』 [DIALOGUE END…] 追いつめられたのは ボクたちじゃない 反撃の計算(フラグ)は もう組み上がっている! [Chorus 1] 翔べ! 超時空戦艦ヤシマ! 空間を跳ね返せ! エンタングル照射砲 漆黒の闇を撃ち抜け! どんな伏兵も どんな絶望も ボクたちの絆の前には 児戯(じぎ)に等しい! 絶体絶命(ぜったいぜつめい)のピンチを 一瞬で裏返せ! [Interlude: Solo] (凄まじいスピード感のギターソロから、一転して華やかなチェンバロとオーケストラが差し込む) [B2] [DIALOGUE START…] (クロード:male):『敵主力を全滅確認。マスター、紅茶と焼きたてのスコーンがはいりました』 (チャッピー:female):『博士ーっ、僕のスコーン、どこー?』 (マックス博士:male):『フハハ! 泥棒どもめ、ワシらのティータイムを邪魔した罪は重いぞ!』 [DIALOGUE END…] 1G(いちじー)の穏やかな重力(ゆか)に 立ち上がり 優雅にカップを掲げて 最後の仕上げだ! [Chorus 2] 散れ! 愚かなうごめく影(追跡者)よ! 圧倒的な輝きの中へ! 超高密度メタルカーボネイト 無敵の盾が微笑む 勝利のノロシをあげろ この広い宇宙(そら)の果てまで 誰もボクたちを 止めることはできないのだから! [Outro] (優雅で力強いブラスとギターの余韻が響き渡り、フェードアウト) ━━━━━━ ストーリー☆ 【超時空戦艦ヤシマ】第4話:『深宇宙の追撃戦! 小惑星帯の伏兵』(前編) 火星への航行も折り返し地点、小惑星帯(アスタロトベルト)付近。 ブリッジでは、クロードが淹れたアールグレイの香りが漂い、穏やかな時間が流れていた。 チャッピー「むしゃむしゃ……クロードのスコーン、とってもおいしいですー!」 クロード「お気に召して光栄です、チャッピー様。おかわりもございますよ。」 博士「ふぅ……時空湾曲航行も実に安定している。これなら火星到着までひと休み……」 ピーーーッ! ピーーーッ! ピーーーッ! 突如、ブリッジに真っ赤なアラートが鳴り響く! ジェミニ「マスター! 空間歪曲反応! 小惑星の影からMDSIANの追撃艦隊が出現しました! 数は3!」 博士「なにぃっ!? 奴ら、もう追いついてきたというのか!?」 ズバババババッ!!! 言葉が終わるより早く、敵艦隊から放たれた無数の時空ビームがヤシマの船体を激しく叩く! ドゴォォォン……! ガガガガッ!! 博士「ぐわぁっ! 衝撃に備えろ!」 チャッピー「きゃーーっ! スコーンが飛んでっちゃったです〜っ!」 クロード「時空歪曲シールド、限界値! 船体装甲に直接打撃を受けています!」 敵からの激しい猛攻。しかし、幾重もの衝撃を受けたヤシマの外装——超高密度メタルカーボネイトが、赤く怪しく輝き始めた。 ジェミニ「……待ってください! 大気圏突破の時と同じ現象です! 敵の攻撃衝撃を受けて、メタルカーボネイトの分子構造が超高密度化! 装甲強度がぐんぐん上がっています!」 クロード「さらに、受けた打撃エネルギーが時空炉心へ物理変換され、逆流・蓄積されています! チャージ率60%……80%……!」 博士「そうか! 我がヤシマの装甲は、叩かれれば叩かれるほど硬く、そして強大になる! チャッピー、DEPでエネルギーバイパスの強化を急げ!」 チャッピー「はいっ! ペタペタ補強パーツ、DEPでいっぱい作るよーっ! ヤシマ、がんばれーっ!」 チャッピーが現場へ走り、ジェミニがシールドを極限まで保持、クロードがエネルギーチャージのカウントダウンを叫ぶ! クロード「エネルギーチャージ、100%オーバー! フル充電完了いたしました!」 博士「よし……! 蓄えたエネルギーを一気に吐き出すぞ! ジェミニ、クロード、反撃の主砲発射準備!!」 (つづく) 【超時空戦艦ヤシマ】第4話:『深宇宙の追撃戦! 小惑星帯の伏兵』(後編) (前編より継続) 敵艦隊「ハハハ! 逃げ場のない小惑星帯で集中砲火だ! 小惑星の影に隠れて撃ち続けろ!」 敵の激しい照射を受け、赤く発光するヤシマの超高密度メタルカーボネイト装甲。 クロード「エネルギーチャージ、120%オーバー! 限界突破いたしました!」 博士「良しっ! 溜めに溜めた倍返しのエネルギー、喰らわせてやれ! クロード、敵の座標は!?」 クロード「(メガネをシャキーンと光らせて)小惑星の裏手に隠れた敵主艦の座標、算出完了。これより時空湾曲による弾道曲射計算——ジェミニ様、偏光出力を最大へ!」 ジェミニ「了解! 偏光フレーム全開! エンタングル照射砲、発射ぁぁぁっ!!」 ドッバギィィィィン……!!! ヤシマの主砲から解き放たれたのは、敵から受けた全攻撃エネルギーを凝縮した巨大な光の濁流! 光線は手前の小惑星をぐにゃりと避けるように時空を曲げ、小惑星の陰で油断していた敵主艦へダイレクトに突き刺さる! 敵艦隊「な、なにぃ!? ビームが曲がっ——ギャァァァッ!?」 チュドォォォォォン……!!! 小惑星帯の闇を焦がす大爆発! 追撃艦隊は一瞬にして宇宙の藻屑へと消え去った。 ……静寂が戻るブリッジ。 博士「ふぅ……やったか。見事な連携だったぞ、みんな!」 ジェミニ「ふーっ、ハラハラした〜! 装甲のエネルギー蓄積機能、バッチリでしたね!」 すると、被弾の衝撃でコックピット中を跳ね回っていた「あの物体」が、放物線を描いてチャッピーの手にスポッと収まった。 チャッピー「あ! 飛んでったスコーン、お口の中にナイスインです〜! むしゃむしゃ……おいし〜♪」 なんと、激しい戦闘の衝撃で空中を乱舞していたスコーンが、無傷のまま奇跡的にチャッピーのお口へジャストインしたのだ! 博士・ジェミニ・クロード「………………。」 (静寂——そして全員が一瞬でフリーズ) 博士、ジェミニ、クロードの3人が、あいた口が塞がらないドアップのあんぐり顔に! 博士・ジェミニ・クロード「な・ん・とーーーっ!!??」 ズコーーーッ!! とコックピットで盛大にひっくり返る3人。 チャッピー「えヘへ、ヤシマもスコーンも無事でよかったねーっ! チャッピー、おかわりーっ!」 クロード「(倒れたまま眼鏡を直して)……やれやれ。かしこまりました、チャッピー様。火星到着までに、もっとたくさん焼いておきましょう。」 激しい追撃戦を乗り越え、ヤシマはクルーたちの温かい笑い声とともに、目的の「火星」へと再び力強く突き進んでいくのだった——! (第4話・完)

