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祈りを放つように

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V5.5

硝子の街に 星がきらめく 焦げた火の影が 空を裂いてゆく 誰も見上げない あの高い場所で 祈りだけが 白く揺れていた 途切れた星を 指でなぞれば まだ遠くで 鼓動が響く 眠らない街は 何も知らないまま 瞬く 傷ついた羽根を 夜に隠しても あなたはきっと 明日へ向かうのでしょう だから歌うの 光が消えないように 砕けた夢の破片が 朝焼けへ還れるように 届かなくても この声は風になる 遥かな空を越えて ただ あなたのいる場所へ 銀色の雨が 塔を濡らして 静かな稲妻が 雲を照らした 振り向くことなく 駆けてゆく影を 遠い追憶に 留めている 落ちてゆく星に 名前はいらない それでも空は 優しく開いてゆく もしも世界が もう終わるのだとしても 最後に残る微かな灯を 抱きしめられるように 私はここで 願いを込めて だから歌うの 夜明けを導くように 冷たい空の彼方で 微かな光が揺れる 帰る場所など もう無いのだとしても あなたがまた立てるなら それだけでいい 硝子の空へ 祈りを放つように