
雨に溶けた交差点 名前のない傘が揺れる 街灯だけが僕を照らして 誰の影にもなれなかった ガラス越しの空は青く 心だけ夕暮れのまま 今日も世界は読み込まれて 僕だけ途中でフリーズしてる 君の瞳に映れたなら 違う朝があったのかな 誰の世界にもログインできない 何度夜を越えても この声だけ ノイズになって消えていく 君が笑うその景色に 僕は少し遅すぎた 風がページをめくるたび 昨日だけが色を失くす 透明な季節の中で 鼓動だけが置き去りになる 壊れたわけじゃない ただ 誰にも見つからなかった 朝焼けは 僕を知らないまま 今日を始める 誰の世界にもログインできない それでも夜は終わらない もし君が 一度だけ振り向けば この世界は 少しだけ 色を取り戻す気がした 雨が止んでも 僕だけ まだ 夢の中だった

