
フルーツをテーマにした曲を作っていこうと思います。本作はりんごです。 近所に小さなケーキ屋さんがあって、美味しくて、ちょくちょく買いに行っています。タルトタタンやりんごを使ったケーキがあったら目が向くほど、りんごが好きです。 「タルトタタン」は、フランスの小さな村のホテルで、お菓子作りの「失敗」から偶然生まれたと言われている伝統的なケーキ。りんごのタルトを焼く際にタルト生地を敷き忘れてしまい、上から生地をかぶせて焼いて、ひっくり返したことで生まれたのだそうです。 失敗から偶然にも新しい世界が開かれ、多くの人たちから愛される食べ物になるって、人生って時に「ひっくり返る」体験が起こるし、何が起こるか分からないなと思います。作りながら「焦がしてしまったような失敗体験や、すっぱい思い出、いくつもあったなぁ.....」なんて思い出しつつ、うつむいた顔を上げていける温かい曲をたくさん作っていきたいなと思いました。 失敗やほろ苦さは、いつしか誰かを包む優しさへ変わっていく。 そんな想いをこの歌に込めています。 「タルトタタン」 Lyrics:Mero 小さなカゴでぶつかるりんご 雨の匂いと風の記憶が ただよってる 少し傷ついていびつな形 だけど陽だまり、たくさん吸い込んだ 焦がしてしまった失敗の日々も お皿に乗せてひっくり返せば 魔法のお菓子、タルトタタン 甘いバターとカラメルの香り ほろ苦い日さえひっくり返して 優しい味に変わっていくよ 完璧じゃないさ ツヤもないけど フライパンの中で じっくりコトコト 涙のあとや、すっぱい後悔も 火にかけて、ほらみて 包み込んでいくよ 転んだ傷跡は隠さなくていい それは小さなえくぼみたいだから 魔法のお菓子、タルトタタン 甘いバターとカラメルの香り うつむいた日さえひっくり返して 前を向けたなら 生まれ変わるよ 冬の寒さが甘さを育む どんな間違いも無駄じゃないと 教えてくれる、琥珀の果実 ひとくち食べれば、笑顔が咲くよ 魔法のお菓子、タルトタタン 甘いバターとカラメルの香り 踏み出す一歩でひっくり返る 新しい明日が ここから始まる 分け合う温もりと ささやかな日々を ララララ、あなたへ りんごの魔法を 詩にのせて

