
『憶想花束』 2.君色月来香 刻む針の音はいつもと変わらないのに、 慣れたはずの音も、少しだけうるさい 君の居ない町はどこか少し静かだね… 慣れたはずのつもり……少しだけ嘘だよ 遠い過去に印を残して なくさないようにしてた そんな日々で視線を逸らした 後ろだけ見ていてもダメなのにね… ねえ、貴方の無事がわかるのなら 祈り続けるよ、君の旅路を この私の声が届くのなら 奇跡でいいよ どうか君へと……届いて! 昇る月と星はいつもと変わらないのに 独りで見る空は、少しだけ寂しい 君の居ない日々はどこか少し欠けてるね 誤魔化してるつもり……「少し」だけ嘘だよ 君の声を形に残して 忘れないようにしたい ……なんてことを今でも思うの いい加減進まなきゃダメなのにね… ねえ、貴方の声が聞けるのなら 想い続けるよ、君の姿を ただ私の願い叶うのなら 少しでいいよ どうかお願い……会いたい ねえ、貴方の元へ行けるのなら なんでもできるよ。君のためなら また貴方の名前呼べるのかな? 刹那でいいよ 私、貴方が……

