
(1番Aメロ) 深夜二時、ざらついたノイズ混じりの周波数 深夜番組のパーソナリティの声が部屋に響く ペンネームで送った下手くそなエッセイが 今夜、ラジオの電波にのって街を駆け巡る (1番Bメロ) 名前を名乗る必要なんてどこにもない 匿名だからこそ本音で綴れる日常の断片を どこかの誰かが夜更かしの途中で聞いてくれている それだけで奇妙な連帯感が生まれるんだ (1번サビ) 電波に乗った俺の声が夜空を溶かしていく 誰に評価されることもない、秘密の遊び場さ 冷えたアイスコーヒーを飲み干しながら 自分の書いた文章が読まれるのを静かに待つ (2番Aメロ) 仕事の目標を無難にこなし、帰宅してからのこの時間 他人の目に怯えていた頃の俺にはできなかった 自己満足で上等、誰かの退屈な夜の片隅で かすかな足跡を残せたらそれで十分だ (2番Bメロ) 困っている同僚に優しい言葉をかけられなかった日も この電波のなかでは少しだけ素直になれる気がして 自分の不器用さをそっと文章に託すのさ (1번サビ) 電波に乗った俺の声が夜空を溶かしていく 誰に評価されることもない、秘密の遊び場さ 冷えたアイスコーヒーを飲み干しながら 自分の書いた文章が読まれるのを静かに待つ (Bridge) 親友もたまにこの周波数を聴いているらしい 「昨夜の投稿、お前っぽかったな」と 年に一度の連絡のときに笑って言われたっけ (大サビ) 電波に乗った俺の声が夜空を溶かしていく 誰に評価されることもない、秘密の遊び場さ 冷えたアイスコーヒーを飲み干しながら 自分の書いた文章が読まれるのを静かに待つ (アウトロ) 曲のエンディングとともに電波が途切れる 静まり返った部屋で小さく息をつき ラジオのスイッチをそっとオフにする

