Song Cover Image

桜の森の満開の下

薄紅の闇 頬を撫でゆく 指は震えて 言葉を捨てる 赦されぬ恋 息を潜めて ふたり 終わりの杯を干す 夢か現か 影はほどけて 白き吐息に 名前呼びあう 散りゆく定め 抱き寄せながら 桜の森の満開の下で 世の理が 冷たく嗤い 罪と呼ばれし 熱を裁つも ただ一刻の ぬくもりだけが 我が身を人に 繋ぎ止めたり 目覚めの霧に 君は失せゆき 骨の軋みが 春を告げたり 半身はすでに 花弁となりて 夜の峡間に 音なく散れり 歩むも夢路 戻るも幻 白き骸に 影を宿して 儚き命 裂けゆくごとく 桜の森の満開の下で 誰がために生き 誰がために朽つ 問えば虚ろに 風のみ応え 愛と呼ぶには あまりに脆く 桜の森の満開の下で 春の残響 骨へと染みて 命の灯火 淡く消えゆく ただ君の名を 最後に残し 桜の森の満開の下で