
薄暗い部屋で腰を下ろす。 湿った木の匂い、埃の感触。 指先でメモリーカードに触れる。 画面が光るたび、胸がざわつく。 交わした言葉、張り詰めた夜。 あの事件の雨の匂い― 背後に、いつも何かが潜んでいた。 重い影が、胸を押す。 文字が画面で震える。 権力と癒着、暴力の痕。 過去と今が線で結ばれる。 死の痕が、胸を打つ。 隣には静かな気配。 濡れた髪、揺れる肩。 恐怖と覚悟が混ざる。 それでも動くしかない。 窓の外、雨音が弱まる。 夜の静寂が思考を切り裂く。 息を整え、肩を入れ直す。 決断の重さが背中にのしかかる。 記憶が連鎖する。 あの夜の決断― 影の中で見た真実。 見逃した夜の後悔。 拳を握り、視線を前に定める。 冷たい光が、次の行動を照らす。 廃別荘の静寂、冷気、埃。 目の前の闇に、牙を剥く。 夜が息を潜めている。 もう後戻りはできない… (続けられるか…)

