
透明な波が押し寄せるフロア 誰もが上手に 溶け合っているのに 僕だけ輪郭が消えないままで ずっと皆 から浮いてる、今日も。 サラサラ流れる 組織の中で ドロリと重たい 僕の存在 混ざり合えない カプセル の中 窒息しそうな 毎日さ すれ違う誰もが 水溶性 馴染めない僕は アウトサイダー 手を伸ばしても すり抜けていく 親油性 の親友も居ない 僕の世界 ねえ、君が乳化剤 になってよ この孤独を かき混ぜて、繋ぎ止めて 水と油の 僕たちのままで ひとつの世界に なれたらいいのに 「健康的な人間関係」と 誰かが定めた レシピの中で 溢れ落ちていく 濁った雫 僕はただの 不純物なのかな? 波風立てない H2O 彼らのルールに 従うふりして 思い切って潜ってみても すぐに元通り 浮かび上がってしまう 比重が違うと 笑われたって これが僕の アイデンティティ だけど冷たい 世界で 凍えて固まる前に 誰か見つけて… ねえ、君が乳化剤になってよ この孤独を かき混ぜて、繋ぎ止めて 水と油の 僕たちのままで ひとつの世界に なれたらいいのに 交わるのが正義とされる世界 周りからも 排除され 僕の居場所なんてない 混ざり合えないのが 罪だと言うなら いっそこのまま 浮かんでいようか? だけどもし、君が手を握ってくれるなら 僕は僕のままで 溶けあえるはず だから 皆と、僕を混ぜ合わせてよ。 この浮いてる僕を救ってよ。

