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傘、さしてるし。

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V6

[Intro] 夜の Capsule Wave。 店の灯りも 消えたころ―― どこからか ポツ…… ポツ…… 「雨?」 ポツ…… ポツ…… 誰かが小さく リズムを重ねる ポン パタ トゥン そして 歌が始まった [Verse 1] 帰り道 大きな傘を ひとつさして 雨の中を 歩いてく パタ パタ ポツ ポツ でもその傘 よく見たら 小さな穴が ひとつある 「まあ、 これくらいなら。」 ポツン。 「あ。」 傘の内側に 一滴。 [Pre-Chorus] ポツ ポツ 穴から入った 小さな雨 傘の内側を つーっと走って 持ち手のほうへ 落ちてくる 「ちょっと ずれればいいか。」 半歩 右へ。 [Chorus] 傘、さしてるし。 まだ大丈夫 少しくらい 濡れたって 傘、さしてるし。 ちゃんと頭の上に あるんだし パタ パタ ポツ ポツ 雨の帰り道 なんとなく 安心してる 傘、 さしてるし。 [Verse 2] 雨が少し 強くなる ポツポツ パタパタ 穴から水が 落ちてくる 「じゃあ こっち。」 また半歩。 ざあ ざあ 「……こっちも?」 もう半歩。 気づけば僕は 傘の端 肩が半分 外に出てる さらにずれて―― 「……顔だけ?」 [Break] ざああああ―― もう どこにいても 濡れる。 肩も 背中も 靴も びしょびしょ。 穴から落ちた水が ぽたっ。 頭の上。 「……。」 それでも 傘の柄を ぎゅっと持つ。 [Final Chorus] 傘、さしてるし。 大丈夫 たぶん 大丈夫 服も濡れて 靴も濡れて 髪まで 濡れてるけど 傘、さしてるし。 何もないより いい気がする ざあ ざあ ぽた ぽた 理由なんて わからないけど まだ少し 安心してる 傘、 さしてるし。 [Outro] やがて雨が 弱くなる ポツ…… ポツ…… 歩く音も 遠くなる Capsule Wave の中 小さな声が 最後にひとつ 「……傘、 さしてるし。」 ポツン。 カチッ。